除夜

心にしみ入る百八つの鐘

大晦日の夜、除夜の鐘がゴーンとなる。日本人の心に訴える音色だ、除夜の

鐘は百八つ、百八つは人間の煩悩の数であり、それを打ち消すのが除夜の鐘

とされているが、百八つある菩薩の徳をたたえるため、という説もある。ゆ

く年を惜しみくる年に希望をかける。大晦日の夜を普通、除夜と呼ぶ。「年

越し」「年の夜」「年取り」とも呼ぶ。各寺院では法要を営み、ゆく年の反

省、くる年の幸福を祈る。除夜とは一年を除くということであり、人々が夜

を守り、過ぎてゆく年を惜しむことから、この夜を送るという意味もある。

新しい年の初詣は、菩提寺にもお参りしたいものである。        



Audio Format(27KB)      Realaudio Ver2.0 Format(4KB)