(全行程約260km・車で2泊3日)
思いは、人それぞれ・・・心の安らぎを求めて**霊場巡りをおすすめします。
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序
心の中に人はさまざまな願いを秘めて仏の姿を仰ぎ、ご利益に浴する旅立ちの姿が巡礼の大儀の慣わしとなり、太古の歴史に息ずいてきたが、今日では交通機関の発達や経済的な余裕に加え、長期の休暇が得られるようになり、何かと旅することが多くなった。それは観光を兼ねた史跡の散策であり、古寺名利の物見遊山であっても、そこには華やいだ歴史の蹤跡と相俟って時代の流れを髣髴とさす信仰の姿が感じられる。西国巡礼の始まりはその起源を多くの書物に見ることが出来るが通説では養老年間(718)に遡り、大和長谷寺の徳道上人が重病で仮死状態の時閻魔様が観音巡礼を敬えその証として印を渡され冥土より追放された。それで徳道上人が観音巡礼を始めたと伝えられているが、その後正暦二年(991)花山法皇が那智山に千日籠り、満願成就の結縁に仏眼上人、性空上人、弁光上人を先達によって順拝されたのが隆盛の礎となっている。当国の周防三十三所観音霊場は室町時代の初期大内弘世(大内二十四代)が西国霊場を模擬して、周防の霊地に勧請したものである。著者(山下 喜一)周防三十三観音霊場より抜粋
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番号 | 寺名 | 本尊 | 宗旨 | 住所 |
1 | 極楽寺 | 十一面 | 真言宗 | 玖珂郡周東町神幡 |
2 | 長寶寺 | 十一面 | 臨済宗 | 玖珂郡周東町祖生 |
3 | 松尾寺 | 聖観音 | 臨済宗 | 大島郡大島町三浦 |
4 | 普門寺 | 千手観音 | 曹洞宗 | 大島郡橘町日良居帯石 |
5 | 普慶寺 | 千手観音 | 真言宗 | 柳井市今市 |
6 | 般若寺 | 聖観音 | 真言宗 | 熊毛郡平生町佐木 |
7 | 福楽寺 | 十一面 | 真言宗 | 柳井市余田院内 |
8 | 蓮池寺 | 聖観音 | 浄土宗 | 熊毛郡田布施町川西 |
9 | 長徳寺 | 十一面 | 曹洞宗 | 光市立野 |
10 | 安国寺 | 聖観音 | 曹洞宗 | 熊毛郡熊毛町原 |
11 | 蓮台寺 | 如意輪 | 真言宗 | 下松市生野屋宮本 |
12 | 閼伽井坊 | 十一面 | 真言宗 | 下松市花岡戒町 |
13 | 日天寺 | 如意輪 | 曹洞宗 | 下松市末武上 |
14 | 福田寺 | 如意輪 | 曹洞宗 | 徳山市福田寺原 |
15 | 蓮宅寺 | 馬頭 | 真言宗 | 徳山市上村中山 |
16 | 岩屋寺 | 聖観音 | 真言宗 | 徳山市下上岩屋 |
17 | 建咲院 | 聖観音 | 曹洞宗 | 新南陽市富田土井 |
18 | 川崎観音堂 | 十一面 | 曹洞宗 | 新南陽市富田川崎 |
19 | 普春寺 | 聖観音 | 曹洞宗 | 徳山市夜市伊賀 |
20 | 滝谷寺 | 十一面 | 曹洞宗 | 防府市富海門前 |
21 | 本部観音堂 | 十一面 | 曹洞宗 | 防府市牟礼上木部 |
22 | 極楽寺 | 聖観音 | 曹洞宗 | 防府市牟礼岩畠 |
23 | 光明寺 | 十一面 | 浄土真宗 | 防府市真尾 |
24 | 満福寺 | 十一面 | 真言宗 | 防府市天満宮境内 |
25 | 天徳寺 | 聖観音 | 曹洞宗 | 防府市下右田 |
26 | 観音寺 | 聖観音 | 曹洞宗 | 防府市天道岩淵 |
27 | 頭孝院 | 十一面 | 臨済宗 | 山口市鋳銭司 |
28 | 清水寺 | 千手観音 | 真言宗 | 山口市宮野恋路 |
29 | 神福寺 | 十一面 | 真言宗 | 山口市上字野令 |
30 | 洞春寺 | 聖観音 | 臨済宗 | 山口市水の上町 |
31 | 普門寺 | 十一面 | 臨済宗 | 山口市白石三丁目 |
32 | 大林寺 | 十一面 | 曹洞宗 | 山口市朝倉 |
33 | 龍蔵寺 | 千手観音 | 真言宗 | 山口市吉敷 |